「きつねのぼり」青空に【静岡新聞】
ながいずみ観光交流協会は30日、長泉町下土狩の割狐塚稲荷神社でキツネを描いたこいのぼり「きつねのぼり」を掲揚し、子どもの健やかな成長と、新型コロナウイルスの流行収束を祈願した。7日まで。同神社は昨年からきつねのぼりを作製し、端午の節句に合わせて掲げている。同協会の関係者が全長約1メートルの“走るキツネ”をポールに取り付けた。
掲揚に併せ、試作したキツネ絵馬をお披露目し、赤地に白いキツネを描いた絵馬約70枚を飾った。同協会の牛島康祐事務局長は「神社は伊豆半島ジオパークのジオサイトで観光客も訪れる。本殿で絵馬に願いを書き入れ、かなうよう奉納してほしい」と話した。
神社内にある富士山の溶岩でできた「割狐岩」には、老いたキツネが住み着き、夜には岩の亀裂から飛び出したという伝説が残る。