最近はやりの「生成AIで○○風イラストを作ってみた!」…けど、ちょっと気をつけて!
こんにちは!最近、SNSなどでよく見かける「AIで○○風のイラストを作ってみた!」という投稿。
ジブリ風、ディズニー風、昭和アニメ風、ピクサー風…ちょっと入力するだけで、プロのような絵がパッと生成される。ほんと、すごい時代になりました!
実は、私もこの流行に乗っていろいろな「○○風イラスト」を作って遊んでみました!
「あ、これジブリ風にしたら可愛いかも!」なんてついつい夢中に。でも…
このAI画像、使い方によってはちょっと注意が必要です。
今回は、「○○風イラストをAIで作るときに知っておきたい著作権やマナー」について、お話ししてみたいと思います。
「○○風」ってどこまでOKなの?
「○○風」というのは、「あの作品っぽい雰囲気」や「似たような絵柄」で仕上げた画像のこと。
ジブリ風であれば、優しいタッチや淡い色づかい、背景の美しさなどをマネして作るイラストですね。
この写真を! |
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ジブリ風に、更にちょっと若くして!と頼んでみました。 |
では、こうした“○○風”のイラストをAIで生成すること自体は違法なのでしょうか?
結論から言えば、
意図的に既存のジブリのキャラクターと同一、あるいは酷似したイメージを生成して公開や販売を行わない限り、ジブリ風の画像生成自体は問題ない
というのが現在の考え方です。
つまり「キャラクターを完全に真似ていない」「販売や広告に使っていない」など、個人の趣味やSNS投稿レベルであれば、基本的にOKということです。
ただしこれは、
- 生成AIのサービス側が、学習に使っているデータがきちんと許可されたものか?
- ジブリ風の画像が世の中に大量に出回ったことで、ジブリ本来の作品価値が下がってしまわないか?
といった別の大きな問題が、実は背景にあるんですね。
やってはいけないこと3つ(これ大事!)
どんなに楽しくても、次のような行為はやらないようにしましょう。
- 実在するキャラクターをそのまま使う
「トトロ」「カオナシ」「魔女の宅急便のキキ」など、キャラクターそのものを再現するような画像はアウトです。
たとえAIが自動で描いたとしても、それを公開・販売・グッズ化などすれば、著作権侵害になる可能性があります。
- 「公式」っぽく見せる
「ジブリ風のイラスト作ってみた!」くらいならOKですが、
「ジブリ公式っぽいビジュアルを公開中」なんて書くと、見る人に誤解を与えてしまいます。
公式と無関係なのに“本物っぽく”見せるのは避けましょう。
- 商用利用(販売や広告など)
「LINEスタンプにしたい」「商品パッケージに使いたい」「チラシに使おうかな…」
こんなふうにAIで作った“○○風イラスト”をビジネスに使うのは、リスクが大きいです。
見た目が似ているだけでも、企業や権利者からクレームが入る可能性があります。
楽しみ方のおすすめ(ここなら安心♪)
じゃあどうやって楽しめばいいの?という方のために、ポイントをまとめておきます。
- 家族や友達と「すごいねー!」と見せ合う
- 個人のSNSに「ジブリっぽい雰囲気で作ってみた」と投稿する
- イラストはあくまで自分用、非営利目的で使う
こういった使い方であれば、ほとんど問題ありません。
「楽しむ範囲を守る」ことが一番のコツです。
スターウォーズ風 |
アオのハコ風 |
サザエさん風 |
まとめ:AIは“魔法のツール”、でもルールは忘れずに
生成AIは、まるで魔法みたいにいろんなことができるスゴイ技術。
特に絵を描くのが苦手な人にとっては、感動するレベルのツールですよね。
でも、元になった作風には、その世界を築いてきた人たちの想いや技術があります。
それを“勝手に使ってしまう”と、意図せず誰かを傷つけたり、価値を損ねてしまうことも。
AIで遊ぶときは「これは誰かの大事な作品の雰囲気を借りているんだ」という気持ちを忘れずに。
そして、商用利用したい場合は、必ず「商用OK」とされている素材やサービスを使うようにしましょう。
楽しく、安全に、AIを活用していきたいですね!