深海生物オオグソクムシ こいのぼりになって青空に【東京新聞】
駿河湾の深海漁業が盛んな沼津市戸田で深海魚情報を発信する拠点「ヘダトロール」に、変わり種こいのぼり「オオグソクムシのぼり」が揚げられている。水深一五〇メートル以下にすむ深海生物が、今月中旬まで青空を泳ぐ予定だ。
長さ約一メートルで幅約五十センチ。戸田漁協直売所の一角にあるヘダトロール脇のポールに掲げられ、戸田漁港と御浜岬を背にたなびいている。
三月まで三年間、市地域おこし協力隊員を務め、そのまま定住した青山沙織さん(39)が、特産のタカアシガニに比べ知名度が劣るオオグソクムシのPRのため企画。アマビエのぼりなど、変わり種こいのぼりを手掛けてきたオフィスグルー(同市)などが制作した。