端午の節句前に 大田原市の水族館で“あゆのぼり“【NHKニュース】
端午の節句を前に、大田原市の水族館で、近くの川に生息するアユにちなんで「こいのぼり」ならぬ「あゆのぼり」が掲げられました。
大田原市にある水族館、「栃木県なかがわ水遊園」では、毎年、端午の節句を前に近くを流れる那珂川に生息するアユにちなんで「あゆのぼり」を掲げています。
25日は、水族館の休園日にあわせて設置作業が行われ、職員らが建物の周囲にはったロープに長さ2メートルほどの「あゆのぼり」およそ200匹を次々と取り付けていきました。
去年からは、県内で疫病退散の言い伝えがある黄色いフナの郷土玩具、「きぶな」をかたどった「きぶなのぼり」10匹もあわせて飾っていて、穏やかな気候のもと、風を受けて気持ちよさそうに泳いでいました。
栃木県なかがわ水遊園の高橋正人さんは「『きぶなのぼり』は、新型コロナウイルスの終息を願って設置前に近くの寺で護摩をたいてもらいました。大型連休にはぜひ遊びに来て、『あゆのぼり』と一緒に楽しんでほしい」と話していました。
「あゆのぼり」と「きぶなのぼり」は、6月下旬まで掲げられるということです。