他者の痛みを共有できる時代が来る!?

こんにちは!今回はちょっと未来的なお話、「人の感覚を共有する技術」について考えてみました。
最近、「味」や「痛み」などの感覚をテクノロジーで再現・共有できるようになるかもしれない――そんなニュースが話題になっているんです!
たとえば、NTTドコモが発表した最新技術では、“味”をデジタルで伝える仕組みが実際に登場しています。
「他者が感じた味を共有できる!?」と思うと、ちょっと不思議ですよね。
味が“伝わる”ってどういうこと?
これまで、映像や音声はオンラインで簡単に共有できました。
でも、「味」だけはデジタル化が難しい領域とされてきました。
それが今、センサー技術とAI解析の進化によって、「どんな味なのか」をデータ化し、専用デバイスを使えばその味を再現できるようになってきたんです。
たとえば——
- 旅先で食べた名物料理の“味”を記録して友人に送る
- お店が新作スイーツの“味体験”をオンラインで届ける
- 映画やドラマのシーンに合わせて“甘さ”や“苦味”を再現する
……そんな世界が、もう手の届くところに来ています。
五感のうちの“味覚”までデジタルで扱えるようになると、これまで以上に「リアル」を感じる体験ができそうですよね。
「食べる」ことが単なる食事ではなく、体験として共有される時代になっていくのかもしれません。
味の次は“痛み”!?
そして今、研究が進んでいるのが「痛みの共有」。「え、痛みまで!?」と思う方も多いでしょう。
でも実は、これは医療の世界ではとても大きな意味を持つんです。
たとえば——
患者さんが「ここが痛い」と伝えても、医師が同じ痛みを体験できるわけではありませんよね。だからこそ、診断や治療が難しいケースもあります。
私自身お医者さんに痛みの具合を聞かれた際などには「ズキズキ」「ジーン」「ガンガン」のような言葉で伝えることが多いですが、これだと痛みを正確に伝えることは難しいです。
もし“痛みの感覚”をデータで再現できたら、医師が患者の感覚を体感的に理解できるようになります。痛みを数値や再現可能な感覚として記録・共有できれば、医師がより正確に症状を把握できます。本人が「まぁ大丈夫」と思って見過ごしていた小さな痛みでも、医師側で「これは重大な兆候かも」と判断できるケースが増えることにより病気の早期の異変に気づくチャンスが増えるということです。
もちろん、痛みが共有できる技術の利用は医療現場だけではありません。
VRや没入型のゲームの世界でも応用が進んでいます。
「パンチを受ける感覚」や「冷たい風を感じる感覚」までリアルに再現できるようになれば、まるで本当にその場にいるような体験が可能になりより没入感を感じる事ができるようになります。
ただ……リアクション芸人の方々には少し厳しいことになるかもしれません(笑)。
テレビ越しにこちらまで痛みを感じるようになったら、「笑っていられないバラエティ番組」が増えるかもしれませんね。
まとめ
味が伝わる。
痛みが伝わる。
そんな世界はもう、SFの話ではありません。
介護の現場で高齢者が感じる不快感や痛みを、介護者がリアルに理解できたら?
教育の分野で「視覚や聴覚だけでなく“体感”で学ぶ」仕組みができたら?
こんなことが現実にできる時代が、もう目の前まで来ているのかもしれません。
そしてその流れは、人と人の距離をもっと近づけるきっかけになるのではないでしょうか。
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