【体験談から学ぶ】放置アカウントって、けっこう危ないんです
つい先日、びっくりすることがありました。学生時代の友人のFacebookアカウントを久しぶりに見てみたら、なんと名前以外のプロフィール情報(出身国・年齢・経歴など)がまったく別人のものに書き換えられていたんです。
心配になってLINEで連絡してみたところ、「もうずっとログインしてなかったし、今はもうログインできない」とのこと。どうやら、誰かにアカウントを乗っ取られてしまっていたようです。
実はこういう話、珍しくないんです。SNSや通販サイトなど、昔作ったまま放置しているアカウントって、意外と多いですよね。でも、長く使っていないアカウントほどセキュリティが甘くなりやすくて、悪意ある人に狙われやすいんです。
特にこんなパスワードを使っている方は要注意!
- 誕生日など、推測されやすいもの
- 「123456」や「password」など簡単すぎるもの
- 複数のサイトで同じパスワードを使いまわしている
もし情報漏えいが起きると、あっという間に別のサービスまで被害が広がる可能性も…。しかも、乗っ取られたアカウントが詐欺やスパム投稿に使われてしまうと、自分だけじゃなく友人や知り合いにまで迷惑がかかってしまいます。
今すぐできる!アカウント乗っ取り対策
では、どうすればこうした被害を防げるのでしょうか?すぐに始められる対策をいくつかご紹介します。
(1)使っていないアカウントをチェック
昔使っていたSNSや通販サイトのアカウント、放置していませんか?まずはログインできるか確認して、必要なければ思い切って削除するのも手です。
(2)スマホでらくらくパスワード管理
「強いパスワードをそれぞれ使い分けるのが理想」…とはいえ、全部覚えるのは現実的じゃないですよね。そこで頼りになるのが、スマホに搭載されているパスワード管理機能です。
• iPhoneの場合
iOS 17までは「設定」→「パスワード」でiCloudキーチェーンが使えます。iOS 18以降はパスワード専用アプリから。Face IDやTouch IDで簡単にログインでき、保存されたパスワードの安全性チェックもできます。
→ 参考記事はこちら
• Androidの場合
Googleアカウントに連携した「Google パスワードマネージャー」が便利。Chromeやアプリで自動入力できて、パスワードの使い回しや漏えいチェックまでしてくれます。
→ 参考記事はこちら
(3)二段階認証をオンにする
ログイン時にSMSや認証アプリで本人確認を追加する「二段階認証」は、乗っ取り対策としてとても効果的。主要なSNSやGoogleなどのサービスでは標準で対応しています。
(4)情報漏えいチェックツールを活用
過去に自分のメールアドレスが流出していないかをチェックできる便利な無料サービス「Have I Been Pwned」もあります。入力した情報は保存されないので安心です。
→ 参考記事はこちら
まとめ:ネットの安全も“定期点検”が大事
「もう使ってないアカウントだし、ほっといても大丈夫でしょ」と思っている方も、たまには自分の“ネットの足あと”を見直してみませんか?
身近な人のアカウントが乗っ取られると、「もしかして自分も…」とリアルに感じるものです。特にSNSは、信用や人間関係にもつながっているので、被害に遭うと大きなダメージになりかねません。
この記事が、アカウントの安全チェックをするきっかけになればうれしいです。